年末年始のお知らせ と 無駄話
今年も相変わらず告知が遅くなりましたが、年末年始のお知らせです。
今年は、12月30日~1月3日までを年末年始休暇とさせて頂きます。
(今年は父親のこともあったので早々に実家に帰ろうと思っていたのですが、 急遽事情が変わりまして12月中は千葉にいることになりました。)
お世話になりました皆様、本年も誠にありがとうございました。
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先日、「一点集中」勉強法の話をしましたが、今年最後のブログは「オレ流」勉強法の話をしたいと思います。
年末年始のお知らせと被せたのは、あまり読んで欲しくないからです。
それは、なぜなら誤解を招くからです。苦笑
まあ、年末なのですべて吐き出しちゃえということで、誤解を恐れずに書きます。(意味がわからん)
さて、この「オレ流」というのは、私が知る限りは最初に使い始めたのはプロ野球の落合選手ではないかと思います。
(正確には、落合選手を取材した記者が考えたのかも知れませんが。)
落合選手というのは、つい最近まで(我が)ドラゴンズの監督で今はゼネラルマネージャーという人なのですが、かつては三冠王を3度も取得した偉大なプロ野球選手でした。
ドラゴンズの監督になってからも常にAクラスを維持し、優勝の数もぐんと増えましたから、なにをやっても凄い人なのです。
ただ、恐らく、何事も人とは違ったことをする人だったのでしょう、神主打法と称されたバッティングフォームも独特ですし、「オレ流」というのは、そんな彼の「自己流」を超えた独特のやり方の呼称なのです。
「オレ流」って今は割と普通に使いますが、これを実践するということは、実はすごく難しいことなのです。
プロ野球では落合選手以外にも、古くは巨人の王選手の一歩足打法、自分が子供の頃は超オープンスタンスのヤクルトの八重樫選手、最近ではガニマタ打法の種田選手、古田選手や和田選手の泳ぐような打ち方などなど、普通に指導者から教えを受けていれば、絶対にそんな打ち方はしないだろう打ち方なのに、全員が凄い成績を残しています。
つまり、高みに至る方法は1つでは無いということなのです。
必ずしも誰かに当てはまった方法論が、自分に当てはまるとは限らないのです。
もっといえば、物事が上手くいかないなあと悩んでいる人がいたとしたら、別のやり方ならうまくいく可能性があるということです。
3年ほど前でしょうか、具体的なスポーツ名は伏せますが、健康のため始めたスポーツがあります。(スポーツというより集中力の競技ですね。)
しかし、とある理由で辞めたのですが、その理由のひとつは、スポーツの世界でありがちな、個性を潰す指導に直面してしまったことです。
前々からやってみたいなあと思っていまして、ふとしたことから遊びでそのスポーツをやってみる機会があったのですが、思ったより好成績だったのです。
で、もう少し本格的にやりたいなと思い、市の教室のような軽い感じのところに通ったのですが、予想通り、最初からかなりの好成績でした。
はっきり言って、ベテランの参加者、いやいや先生より上手いんじゃ無いの、って割と「本気」で思いました。(笑)
が、その先生の1人が頑固な爺さんで(苦笑)、無言で後ろから腕を曲げてきたりフォームをやたらと強制してくるタイプの人でして、それがちょっと気になっていました。
一緒に参加している子供達と同じように、頭を後ろから無言でぐいっと押されて矯正されたりすると、「大人なのに。」と心の中で思いながらも(笑)、甘んじて受け流していました。
とはいえ、上手くなれば良いのですが、まあ、その指導のたびに、と言うより、爺さんの言うことを聞くたびに成績がどんどん落ちるわけです。
いや、それは見事に、どんどん落ちたのです。笑
何もしなくてもうまくできるし、それが楽しいから始めたのですが、どんどん嫌になってきました。
そしてついに、あまり言うことを聞かないからか、最後はちょっとした嫌がらせを受けてしまって、もういいやと辞めてしまいました。
その時も思いました。
「大人なのに。。」って。苦笑
いやぁ、大人になってから子供時代にイヤだなあと思っていた、あの有無を言わさない感じで竹刀を振り回していた体育教師に巡り会うとは思ってもみませんでした。
その教室は、よく人が辞めるという嫌な噂を聞いていたので、なるほどこれが理由かと思いました。
何年ぶりかに「部活辞めます。。。」って先生に言う時の暗い気分を味わいました。笑
おもしろエピソードはこのくらいにしまして、このように、ひとそれぞれ「やり方」というものがあります。
最初からうまくできる人はラッキーです、そのやり方を最後までやればいいのです。
なぜか、上述のように、最初からうまくできているのに、必ず「そのやり方だと将来的に必ず怪我したり行き詰まるから今のうちに修正しておけ!」なんて言う指導者がいます。
もちろん、ケースバイケースでそれが正しい時もありますから一概にダメだと言いませんが、行き詰まったらその時に考えればいいのです。
(遊びですから、それくらいの時間の余裕はみてほしいですよね。)
将来行き詰まった時には、指導者などいなくても自分で解決法を見いだせているかも知れないのですし。
自分もそうでしたが、成績を残している時、つまりうまくいっている時は楽しいので、どんどん練習をします。
何度も何度も繰り返して、さらに上手くなっていきます。
上手くいっているにもかかわらず、あえてフォームを矯正させて、超えなくても良い無駄なハードルを並べた挙げ句、嫌になって辞めてしまう人(子供たち)の多いこと。。。
(受験)勉強も同じです。
自分も「一点集中」勉強法を始めた時は、ヤバイかなと思いながらも、ある種の「うまくいく」という確信がありました。
それは、何よりもすぐに結果が出るという「楽しさ」があり、そのため、勉強が持続できたからです。
何事も持続できると強いのです。
これは、すぐに結果が出ないと気に入らないと言う自分の性格に一番合っている勉強法でした。
その代わり、模試の成績は集中して勉強している英語以外の科目は最悪です。
数学の先生でしたら、「なんで英語ばかりやるんだ、ちょっとでもいいから数学をやれ! 苦手なら少しづつやって慣れていけ!」というかも知れません。
しかしここで、数学に手を出すと、自分みたいな人は、全部嫌になってしまうのだろうと思います。
ですから、「オレ流」を貫くには実はメンタルの強さも必要なのです。
とくに、すぐに結果が出ない場合はなおさらでしょう。
いかに、周りの雑音に惑わされないか、です。
この性質上、スポーツや勉強ではオススメなのですが、ビジネスで使えるかどうかは、わかりません。
マニュアルオンリーの現場もありますし、すぐに結果が出ないと死活問題の場合もありますからね。
最後に誤解を避けるために一つだけ補足します。
「オレ流」が、そもそも間違っている場合もありますが、当然、その場合は、きっと何年やってもダメだと思います。(結果を求めている場合に限ります)
「オレ流」という言葉には、ある種、その人の本質がにじみ出るような印象があるので、「オレ流」に固執するという行為が既に「オレ流」でないとも思うのです。
なので、「オレ流」というのは、その言葉の起源となった落合選手と同様、誤解されやすい方法論のような気がして、あまり人にオススメできないのです。
感覚で取る「やり方」なのだろうと思っています。