まずは「1点集中」が「取っかかり」としてオススメです

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今日はまず、メジャーリーグのイチロー選手の名言(というか迷言?)を紹介します。

一番になりたかった。僕はナンバーワンになりたい人。この競争の世界に生きている者として、『オンリーワンがいい』なんて言っている甘いやつが大嫌い。

きっつい一言ですね。

昔から思うんですけど、イチローはあまりしゃべらない方がいいですね。笑

でも、これは彼の考え方ですし、別に批判されるべきものでも無いと思いますし、間違ってもないと思います。

ちなみに自分の場合は、オンリーワンの延長がナンバーワンだと思っています。

その話をしたいと思います。

 

 

 

さてさて、以前から、「新たなビジネスを探しています」なんてことをブログにちょくちょく書いてますが、たまに話題に出した「教育関連ビジネス」については、実は相当昔からあれこれ考えていました。

もともと、高校を卒業する時くらいまでは「教師」も将来の職業の選択肢の一つでしたし、大学時代も塾講師と家庭教師のバイトばかりやってましたから、ノウハウ的なものはあるのです。

でも、そのノウハウもあまり役に立たずここまで来ているので、少しだけブログに書いておくことにします。

(というか、7月のブログもこのままいくと忙しさにかまけて書き忘れるので、ふと思いついたんで書いておきます。苦笑)

 

 

で、この「オンリーワン」ですが、イチロー選手が言うように「オンリーワンがいい」というのは競争社会においては甘い考えではなく、むしろ必要なものです。

(って、ビジネスにおいては言うまでもないですね。)

で、人に何かを教える時においても、非常に有効に使える方法です。

何か得意な教科、好きな科目が誰もが必ず一つはあるということで、その得意なものを伸ばすという方法です。

「うわー、ありふれてるー。」って思うかも知れませんが、正直これしかないです。笑

王道です。

 

 

でも、少し異なるのは、「極めた」と言えるくらいやることです。

とことん一点集中です。

ただし、正しい方法でやらなければなりません。

正しい方法を教えるのは教育者の役割ですね。

(賢い子供は独学でやってしまいますけどね。)

ここで、巷に溢れる表面的で小手先だけの方法論や、魔法みたいな努力不要みたいな方法論に頼ると、あとで応用が利かずに失敗します。

もう、とことん愚直に「理解して暗記」の繰り返しのみです。

 

イチロー選手も、子供の頃からバッティングセンターに相当通ったそうですが、これなんかも一点集中です。

でも彼の場合はバッティングだけでなく守備もうまいですよね。

これ実は、バッティングがうまくなると、打った球がどのように飛んでくるのか、どの位置に飛んでくるのかという予測も瞬時にできるようになるんです。

で、結果守備もうまくなるのです。

つまり、一つのことを極めると、相乗効果で他の分野もうまくなるのです。

自分は小学生のころからスポーツ音痴で、ドッジボールでは逃げ回る専門、バスケ等の球技では「オレにボールをパスするな」と思いながらプレーするような子供でしたが、ドラゴンズファンが功を奏して野球好きになった時から、毎日毎日、例えテスト期間中でもまったく気にせずに草野球ばかりやるようになり、ついに野球部の友達から「野球部よりうまいよね」と言われる位になったのですが、それもある意味得意分野(好きな分野)を伸ばすというセオリーに当てはまっています。(今はポップフライでも普通に落球しますが。)

 

もう一つ自分の体験談を話しますと、英語です。

高校に入学したときから苦手科目となり、とくに英語の文法の先生が「授業中、質問に答えられないとすごく怒る」という人で、それがいやだったのと相まって、大嫌いな科目になってしまいました。

が、英語って受験においてはどこの大学も必須ですし、将来的にビジネスにおいても利用する事もあり、どこかで覚悟を決めるしかありません。

とはいえ自分は昔から「嫌なことはしない」というポリシーで動いてきた人なので、もう絶対にやりたくありません。

そもそも受験勉強でさえ、やりたくないですし、さあ、どうしましょう? 苦笑

 

 

そこで、「なぜ勉強のやる気がしないのか」というのを考えました。

その結果、なによりも「学習量」が多いことが原因であるという結論に達しました。

5教科で参考書も数十冊、あれもこれもやらなければならないと考えただけで、うんざりしてしまう。

英語だけでも10冊以上の参考書があり、それよりもさらに量の多い数学も待っているとなると、もう何にもやる気が起きません。

しかも、それを1年間続けなければならないなんて地獄です。

だったら、もう科目を絞ろうと考えたのです。

このままだとどうせ勉強しないから、だったら、将来的にも役に立つし英語だけでもしっかりやってみようと思ったのです。

 

が、それが良かったんでしょうね、一度にやるからどんどん進むし、3ヶ月もすれば数冊ほど参考書が終わってしまいました。

そしてその3ヶ月で、偏差値が50前後から70代まで上がりました。 (ヒアリングやスピーキングはまったくできませんけどね。苦笑)

帰国子女ですごく英語ができて、自分からしたら天の上くらいにいると思っていた人も同じくらいの偏差値でしたから、「なんだ、この程度のレベルなんだ。」と思うことができたわけです。

これって非常に重要で、そうなると自分に自信が出てきます。

自分に自信が出ると、それを伸ばそうというだけでなく、他の教科もやってやろうという気持ちになります。

そして実際に同じような方法論で他の科目もやれば、同じように上がるので、面白くて結局すべてまんべんなくできるようになるのです。

クラスメイトでも、数学だけやたらできる人や英語だけやたらできる人ってのがいましたが、そういう人は皆、他の科目も徐々に上がっていき、すごい大学に受かったりしてました。

(まあ、自分はそこで突然に政治や経済の勉強を始めてしまいましたけど。苦笑)

なので、この一点集中の方法は、何か始めようという時の「とっかかり」として、非常に有効だと思っています。

 

もちろん、受験だけでなく仕事にも応用できますよね。

仕事の内容にもよりますが、自分のようなIT業界にいる人の場合、例えば、データベースならOracleの解説本を買ってきて、それだけを集中的に勉強してマスターする。

で、上司にふいにOracleの挙動について質問された際にさっと答えられると、もうその時点で、「Oracleに詳しい人」と評価され、Oracleを使うプロジェクトには使いたいな、となるわけです。

ただし、この業界の場合は、スポーツに似た部分があって、実際に自分でプログラムを組んだりサーバー構築などをしてみないと頭に入らない部分が多分にあるので、その点はご注意下さい。

でも、そういった、自習が非常に有効である業界である事は間違いないので、まだ若くて大勢の内の一人から脱却したい人は、何か一つ集中的に勉強してみると良いと思います。

他の業界でも同じだと思います。

最近TVで「豚の生姜焼き専門店」が食レポされてましたが、こういう何か一つだけ極めた店って増えてきましたよね。

この流れは色んな分野で、まだまだ続くと思いますし、奇をてらったように見えて、実はかなり時代に拠らず普遍性の高い方法論だと思っています。

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