年末年始のお知らせ と、少々余談

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決算事務もなんとか終わりまして怒涛の11月が過ぎ、今年も早くも師走となりました。

12月もまた納期ラッシュでして、相変わらずバタバタしそうですが、一つ一つきっちりと進めていきたいと思います。

さて、年末年始ですが、大変恐縮ながら、今年は次の1週間をお休みとさせていただきます。

2016年12月29日(木)~2017年1月5日(木)

今年も残りわずかですが、皆様のおかげで今年もここまで来れました。

お客様、協力会社の皆様、その他関係者の皆様、今後とも、何卒、宜しくお願いいたします。

 

***

 

さて、以下余談です。

少し時間があったらいろいろ考えてみようと思っていたのですが、先日、「D通」という会社で過労死事件がありました。

「D通」さんといえば、私たちにとっては、お客様側なのでして・・・、うちもかかわりがないことはないような(苦笑)、まあ微妙な感じなので、どちらかというと話題にふれることをはばかられるのですが、でも、けっこういろんな方がコメントしたりして炎上しちゃった人もいたり、それに対して言いたいこともあるし、あと、そこまで苦しまなくてもいいのにな、という思いもあり、少々コメントさせて頂ければと思います。

 

今回の事件の詳細は恐らく皆さんご存知かと思いますが、世の中のコメントの中に、「これくらいの労働時間で死ぬのは情けない」なんて書いて大炎上しちゃって謝罪なんかしてた人もいましたね。

このコメントで「そもそも違うでしょ?」と思うのは、まず、過労死といっても体調不良やそれに伴う突然死等ではなく、今回は自殺だというところです。

確かに、労働時間が長くても死にません。

実際、私も死んでませんし(笑)、体調が悪くて吐きそうとか、胃が痛いとか、だるいとか、眠れないとか、今のところ死ぬ気配はありません。

なので、ここでポイントを置かなければならないことは、自殺に追い込まれる状況とはどういうものか、という部分なんですよね。

 

確かに、大手広告代理店は一流大学卒業じゃないと入社できないですし、辞めるのはもったいないかもしれません。

それに、一流大卒のプライドもあるので、辞めたら負けだという思いもありそうですね。

あと、仕事を途中で放りだすというのは、モラルとして絶対にやってはいけないことだと、そういう思いもあるでしょうね。

この状態で辞めることができるかというと、確かに、辞めるという選択肢がなかったし、思いつかなかったのかもしれません。

なので、世の中のコメントの中には「簡単なことだ、会社を辞めればいい。」というコメントも非常に多かったのですが、ちょっと違うかなと思うんですよね。

人の思いや考えは人それぞれで、その人が本気でそうだと思っていることであれば、他人が否定できるものではないんですよね。

理屈の話ではないのです。

 

自分なんかも納期とかのプレッシャーやストレスはあります。

将来の不安もありますし、けっこう普段からいろんなところで小さなストレスはあります。

時にはお客様や協力会社様とのトラブルもありますし、仕事がうまくいかないこともありますが、それをすべて自分で解決して前に進まねばなりませんから、今でもたまに、(困ったときは上司に頼れば良かった)サラリーマン時代に戻りたいなあなんて思うこともあります。

ただ、それと引き換えに自分ですべてを決めることができるという自由さもありますし、仕事自体は楽しいというところで気持ちのバランスをとっている感じなのですが、そのバランスが崩れた時にどうするかですね。

 

そうですね、、、もしも自分がD通社員と同じ立場だったら、、、うーん、、、やっぱり会社を辞めるでしょうね。。

ただし、そこの判断基準は、仕事が楽しいかどうかで、人間関係が嫌でも、仕事が楽しかったら、もうちょっと続けようかなと思いますね。

しかし仕事が楽しくなかったら、スキルチェンジを伴う転職を考えます。

「あのね、キミねえ、言うだけなら簡単だよ。」なんて言われそうですが、実際自分がそうでしたので、そう書いています。

自分なんかは自分の職業についてはすごく合理的に考えていたのと、一生の仕事なのに新卒で一発で決められるわけないし、試してもないのに簡単に決めることができるわけがないと思ってましたので、仕事自体が面白くなければ、すぐさま職種を変えましたし、仕事が楽しくても、ここにいたらスキルアップしないなと思えば、すぐに別の会社を探しました。(そして、結果として独立開業しましたが、まあそこにはプライベートな理由もあったとはいえ、起業したこと自体は上記方針通りであります。)

ただし、仕事が楽しいかどうかってのは、仕事の本質を理解して初めてわかるケースもあり、時には時間がかかる場合がありますから、そこの判断は難しいと思います。(なんとなく、感覚的にわかるものですけど。)

 

 

 

もちろん、こういう考えに至った経緯は、それほど単純なものでなく、自分も色々ありました。

それらを書き連ねていけば、きっと面白いストーリーになるのだろうと思います。笑

 

それはまたの機会に譲るとして、まとめますと、本件はD通さんの企業風土というよりも、ある程度、個人個人が自分とは何なのか、を考えられるようにならないと、なかなか、こういう事件は減らないのかなと思います。

 

いつも自分が、この類で悩んでいる人に言うことなのですが、「自分をもっと知る」べきだと思うのです。

流れで就活したり、なにより惰性で他人任せで生きていると、自分のことを考えるなんて思いもつかないでしょうから、それをまず改めること。

自分自信をよく知るようになると、自分の適性もわかるし、自分の能力を生かしたくなりますから、自分を大切にするようになります。

自分を大切するという視点があれば、自ら死ぬようなことにはならないと思うので、結果としてこういう事件は減ると思うのです。

 

自分を知るには、もっと自分目線で物事を素直に見て、素直に自分がやりたいことを、自分のペースでやることです。

自分を大切にするようになると、自然と、自分がやりたいことをやるようになりますし、結果、プラスのループに入ります。

そのうち好きなことが得意なことになりますから、結果として社会に対して実績も残すようになるでしょう。

しかし、もしもそうすることで仮にうまくいかないことが出てきたとすれば、それは自分がしたことの結果ですから、それは自分が受けなければなりません。

他人に迷惑をかけても自分を通せということではありませんし、自己中の無責任でよいということではありません。

ここを忘れると、何をしてもダメだ、ということになってしまいます。

そもそも、やりたいことをやっているのですから、そこで生じるストレスもそんなに大きくはないはずです。ですのでそこは誰かに愚痴るなり、旅行に行ってストレス解消するなり、自分なりに「のらりくらり」とかわす術を持たねばなりません。

 

あと、誤解を招くかもしれませんが、敢えて、ちょっとだけ我慢してみるのも方法です。

今日は、もう目や口から炎が出るくらい怒り狂ったぞ!なんて日でも、次の日になったら、以外に、落ち着いたとか。

今週は嫌な事ばかり起こる、呪われてるんじゃないか、という時があっても、こんなにラッキーが重なっていいのか!なんてことが翌週起きたりします。

人生には確実に波があるということを事前に承知しておくと、山登りの杖くらいにはなりますので、人生少しラクになると思います。

(余談ですが登山の時の杖って神ですよ。笑)

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