人生経験と共時性
昨日と今日、妻が仕事で不在なので一人暮らしの時を思い出して徹夜をしてしまいました。
徹夜と言えば「夜食」なのですが、この、「真夜中になにか食べる」って、ホント久しぶりですが、たまにはいいものです。
で、ふと思ったら9月のブログを書いてなかったので、今のうちに書いておこうと思います。。。
さて、外房から内房(袖ケ浦市)に移住して、あと1ヶ月で1年になりますが、いやはや、なんにもブログに「袖ケ浦感」がないですね。
だいたい、会社のWEBサイトを更新するとかいって、全く更新してません。
そもそも、ウチの会社(RCPでなくシンプライドの方)のWEBサイトなんて誰が見るんだと内心思っているくらいの扱いなんですが(笑)、それでもやっぱり見る人は見ますので、整備しておきたい今日この頃。。。
とりあえず来月は少し落ち着くと思うので、袖ケ浦市の「意外に自然たっぷりな風景」と、「公害感満載のメタリックな風景」の写真をたくさんアップしようかな~なんて思っているのですが。笑
ただし、それもブログの話でして、WEBサイトの方のリニューアルはまた先になりそうです。。
いやほんと、リニューアルしたからって、だから何なんだ?っていう話しですけどね。笑
袖ケ浦と言えば、当初から「田舎暮らし脱出」なんて周りの人には言ってますが、つい最近、RCP奥村氏と駐車場の話になった時のこと。
奥村氏 「車はお金かかりますね、(東京郊外在住でも)駐車場だけでも2万円ですから。」
犬塚 「ほんとですか、ウチなんか3000円ですよ。」
犬塚 「あ・・・。 ( ちょっと待てよ、いすみ市から袖ケ浦市という街に来たのに、駐車場3000円?)」
この時、思いましたねえ、「自分的には大都会に来た感覚があるんだけど、実はここ田舎だったんだ~。」って。。。苦笑
自宅(兼事務所)は、標高25mという、実は田舎暮らしの時よりも10mほど高い場所にありまして、窓から東京湾の向かいのビル群が見えたりするのですが、そういうのが錯覚を起こすんでしょうね。
すご~く都会にいると思ったんですけどねえ。笑
まあ、でも、この袖ケ浦に来たのも偶然ではあるまいと思っておりまして、まあタイトルにも書きました「共時性」というお話なんですけどね。
さて、共時性というのは心理学用語ではありますが、最近「シンクロニシティ」という訳語として、よく使われるようになってきました。
「共時性」をもっと砕けた言葉で言うと「意味のある偶然の一致」となるのですが、因果関係を否定する学術用語と言ってもいいかもしれませんね。
自分がこの言葉を知ったのは大学の時でしたが、どうもピンとこない概念でありまして、「論理的でない」というか、「だからなに?的」というか、そんな印象でした。
ただし、この共時性ってのは、そもそもは主観でありまして、その性質である「非因果性」も主観で見れば辻褄が合っているわけで、そこがまた面白いところでもあるのです。
学生の時にピンとこなかったのは、たいして人生経験なのない当時の自分が、そんなもん感じられるわけなよなあと、今になればそう思うわけです。
田舎暮らしを始めたときくらいからですかね、物事を俯瞰で見ることができるようになったのは。(良い意味で開き直ったと言いますか…。)
物事を俯瞰で見られるということは、裏返すと自分自身を知るということになりまして、そのためには自分自身を大切にするところから始めないといけない、というのが持論なのですが、それが田舎暮らしを始めてからできるようになったかなと。
あと、過去のブログでも書きましたが、経営者ってのは勘が鋭くなければならないってことで、そういった感覚的なものを敢えて重視するようになったからでしょうか。
それもあり、共時性=「意味のある偶然の一致」というのは、いわゆる「勘」と同じく、自分が物事を判断する指標のひとつになっています。
ただ、ある意味、バカげているとも言えます。
それもあってか多くの人はそれを感じたとしても胸に秘めて表に出さないのかもしれませんね。
袖ケ浦にきたのも、まさにそれでして、先日こちらのブログにもあれこれ理由を書きましたが、その理由というのも多くの偶然が生んだ結果の一つであり、その偶然というのがまたすごい偶然でして。。。
つまり、それら偶然を、「看過」できなかったわけですね、自分的には。
この偶然を、20年生きてきただけの自分では見逃していたかも知れません。
つまり、そういうことは常に身の回りに起きているのですが、共時性という性質上、物事を全体の動きの一部として見ることができないと、読み取れないのだろうな、とも思うわけです。
やっぱ人生経験って大切です。。。
ですから、また年月を経て経験を積むにつれて、そういったものが、よりたくさん見えてくるのだろうなあと思っております。
ところで偶然って何?って気になるかと思いますが、まず信じてもらえないと思うので書きませんが、まあ、そういう偶然が重なるときは何かあると思った方が良いですよ、と。笑
偶然があまりに重なると、そのうち偶然が偶然ではなくなる瞬間というのがやってくるのですが、そうなると、例えば「何かしたいなあ」「あれほしいなあ」とか思ったことが身の回りに急に集まってくるのに気がつきます。
(世の中の心理学者は、TVでくだらない心理法則みたいなことを披露してないで、早々にこういった現象を心理学だけでなくもっと学際的に解明してほしいものです。。。)
あと最後に一言。
今は「人生ってつらいなあ」、なんて思っている人も、真面目にコツコツやっていれば、きっと色々見えてくるものがあるはずですので、あきらめずに頑張って頂きたいものです。
いつの世もそうですが、不真面目な者は、真面目にやっている者を笑います。いや、これ、ホントそうですね。実感します。そして、最後には必ず逆転します。。。がんばってください。