初詣のお話 (口は災いの元)

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ここ数年、正月の三が日、いや1月にすら初詣にいってない年が続いております。

(とはいえ、初詣に行けないほど忙しいというわけではなく、単に「混み合うのが嫌だ」というだけなのですが。)

 

というわけで本日、2月になってしまいましたが初詣に行ってきました。

初詣先は今年から房総半島最南端、館山市の安房神社です。

いや、袖ケ浦市エリアであれば今までどおり上総国の一宮、一宮町の「玉前神社」なんでしょうけど、安房神社の雰囲気が大好きなんですよね。昔から。

で、高速で「すっ」と行けて移動時間もこっちのが早いですし。

そんでもって祈祷などをしてもらい、神棚に祭るためのお札とかも買って、そりゃもう「すがすがしい気分」で家に帰ってきまして、今年もまた家内安全・商売繁盛ですごせたらいいなと。

 

さて、すがすがしいと言えば先日はお客様先の定例飲み会?にRCP奥村とともに初参加させて頂きました。

とはいえ「100人超規模」なので、これを飲み会と呼んでいいのかどうなのか・・・、しかし場所は居酒屋なので、やっぱり「飲み会」なのでしょう。笑

感想ですが、なんとも清々しい「飲み会」でした。

さすが普段からPCの前で難しい顔して仕事している自分たちとは違います。笑

最近は都内に行く回数が相対的に少なくて排ガスとかに弱くなったのか、夜になると空気の悪さで鼻炎状態になってしまうのですが、この日はまったく症状が出ませんでしたね。笑

社員の皆さんのポジティブさと明るさ、癒やし効果はすごいなと思いました。笑

 

しかし、本当にすごいですね、100人規模の飲み会です。(正確には報告会ですかね。)

その報告会が終わった後に、奥村と仕事の打ち合わせをしていたのですが、二人で感心していました。

自分も常々「会社を大きくしたいなあ」などとは思ってはいるものの、なかなか思うようにはいきません。

311震災以降、それほど時間もかからずに受注数が回復したとはいえ、震災以来は完全に横ばい状態です。

成功している社長さんを見ていると、自分の努力不足だなあと思いますね。

もっともっと仕事しないとなぁ・・・と思います。

刺激になりました。

 

思うに最近は製造フェーズにドップリで、いろんな人と会っていない(人脈作りをしていない)というのも問題かもしれませんね。

田舎暮らしになじみすぎて、「ゆったり」しすぎてしまったというのもありますが、終日家族以外の人に会わなくても何とかなる環境ってのも良くないですよね。

 

経営状態は横ばいでも現状維持ができており、生活していく分には問題ないとなると、普段の仕事に直接関係ないことには努力しなくなるものです。

あと、ここ数年はアウトプットとの年だと思い、今まで得た知識や経験を色々な場面で伝えていこうと思っていたのですが、その方針もあまり良い方向に働いてないようです。

自分の考えを主張する際に、「こうでなければならない」などの「べき論」が多くなってしまったなあと反省しています。

そして自分とは異なる意見や考え方に対して寛容でなくなってきたかもなぁ・・・とも感じています。

そして、それが巡り巡って自分にも刃(やいば)を向けることになるわけです。

つまり、経営が横ばいな状態に対して、つまり自分の望んでない現実に対して知らず知らずのうちに寛容でなくなってきたわけですね。

「これではいけない」、「もっとがんばらないといけない」、という思いが、さらにネガティブな方向へ無意識に自分を導いてしまっているのかもしれないなあと。

現状に対して不満はない、でも理想型には近づけていきたいとは思っていましたが、それが暗黙のうちに自己否定になっていたということですね。

なので理想のために努力しようとは思いますが、開業当初のようにもっと気楽にやろうかなとも思っております。。。

 

余談ですが現在、新しいオフィス建築の準備をしております。

春過ぎには完成させる予定でしたが、この調子だと夏くらいに完成となりそうです。。。

というのもなかなか考えがまとまらないのです。

いやはや建築プランを考えるのも一苦労です。

システム開発で言えば「提案依頼書(RFP)」の作成に当たる部分です。

(これは一般的には顧客側の作業です。希に稟議用に書いてくれと依頼されることもありますが。苦笑)

金額が金額ですし、建築プランの考案って結構大変な作業なんですよね。

サラリーマン時代は「億」を超える仕事は当たり前でしたが、さすがに独立後は億どころか4桁万円を超える仕事は請けたことがありません。(依頼は希にありますが会社規模からして請けられません。)

しかし、「家」は普通に4桁万円です。(人によっては億でしょうか?)

今回も前回の住まいと同様に「住宅兼事務所」となるのですが、今回は「事務所」の面積をかなり増やそうと思っています。

となりますと仕事の効率と直結するので、キッチンはここでいいや!みたいにそうそう簡単には決められません。。。

かなり固まっては来ているのですけどね・・・。

 

さて先日、美術のセンセーをしている弟から電話があって、どんな家にするのかとあれこれ聞かれました。

仕事柄、造形美というか、そういうものには非常に興味があるらしく(東京に来る用事があっても千葉なんかに寄らないくせに、)完成したら見に行くよとのこと。笑

で、弟と間取りだとか住宅設備などの話をして、電話を切ろうとした際に「みんな(両親)が心配しているから説明をしたほうがいいんじゃないの?」と一言。

そうなんです、確かに自分は昔から大きな決定をする際に誰にも相談せずに自分一人で決めて「即実行」するタイプでしたから、両親はいつも心配しっぱなしです。苦笑

もちろん今回も事後報告です。

 

でもさすがに、あと数ヶ月で40歳の人間が家を買うのに、「なんで親に心配されなきゃいけないんだ?」って話です。苦笑

弟には簡単に引越の経緯を説明して親に伝えるように頼んで電話を切りました。

それを伝えてくれたのか、年末年始の帰省の際、みんなで食事をしましたが、両親も特に大きく心配している様子はありませんでした。

が、なぜか最後に妻に向かって、これから大変かと思うけど頑張ってねと。

あー、オレってほんと両親には信用がないんだなと。。。苦笑

 

で、一昨日に親から電話があったのですが、上述の「最後の一言」の件もあって「何をそう心配する必要があるのか」と改めて聞いてみました。

そしたら思わぬ回答が帰ってきました。

「てっきり事業に失敗して家を売る羽目になってしまった。」と、本気で思ったとのこと。。。苦笑

確かに、客観的に見れば「寒い寒い年末に突然、ド田舎の広すぎる家(しかも築10年以内)を売り払って狭いアパート住まい」ですから、そりゃ借金でも作ったのかとか思いますよね。笑

ここ最近は、なかなか会社も大きくならないので「サラリーマン時代の方がラクだった~。」とか言ったりして、そういうので不安に思ったのかなあと。

やっぱ、経営者は人を不安にさせるようなことは言わない方がいいですね。

 

あ・・・、そういえば、田舎から引っ越す際に、ご近所さんの中には涙を流して見送って頂いた方も居らっしゃったのですが、『かわいそうに』 という一言が何となく聞こえたような気がしたんですよね~。

これ、もしかして、両親と同じように、事業に失敗したって思ったのかもしれませんね。

田舎だとそういうパターン多いですしね。苦笑

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