くだらない話
最近はかなり忙しくて心に余裕がなくなってきているので(笑)、たまにはくだらない話をしようと思います。
とはいってもIT業界の人なので、インターネットに関する話です。
何年か前の、少し仕事がヒマになった時の話です。笑
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インターネットで検索をすると、検索結果に有名掲示板サイトの「2ch」とか「2chのまとめサイト」が混ざっている事ってありますよね。
たいがい読んでもロクなことが書いてなく、むしろイラっとくることもあったり、とにかく邪魔なことが多い検索結果です。
ただ、その時はたまたま仕事が暇だったので、2chの書き込みを色々と読んでみることにしました。
そこには2つ発見があって、一つは2chとはいえ、役に立つ情報もちらほら混ざっているんだなぁ、ということ。
そして、もうひとつは、二度と2chに訪問しなくても、この先の人生「損」はしないな~と思ったことです。笑
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さて、そんな2chですが、上記の結論を得るまで色々とジャンル別に掲示板の中身を見てみたのですが、犯罪まがいの書き込み等があったり、本当にロクでもないなあ…と思ったのですが、そんなロクでもない事を書きこむ「人」の心理状態については逆に面白いなあと思いました。
色んな人がいて、そこには子供もいれば50代60代のネットユーザーの中でも比較的高齢の人もいます。
そして、その多種多様な利用者がいて、この発言はどういう立場のどういう人がどういう心理状態で発言したか?などを推測すると、とても興味深いのです。
例えば、いつも誰かの悪口を書いて人を傷つけたり、嫌なことばかり書きこむ人がいたのですが、その人がどういう心理なのかにとても興味を持ったことがありました。
面白いのは、そういう人は悪口を書いてそのまま居なくなるかと思ったら、何回も何回も同じ掲示板に登場するのです。
ということはつまり、その人も悪口等を書くことで周りの反応をみているわけですね。
しかし、ここが現実社会と異なる点です。
普通は、集団の中で嫌われたら、もうその集団から離れたいと思うはずです。
そこで、その人の書き込みを収集して分類して、どういう時にどういう内容を書きこむかを調べてみたのです。
すると、かなりパターン化していることがわかり、自分がこれを書きこめば、相手はこう書いてくるだろうということが予想できるようになりました。
(これはとても面白かったです。笑)
この人以外にも、掲示板を何度も何度も荒らしたりしている「荒らし」などと呼ばれている人に、あれこれとこちらから誘導尋問やら何やらしかけて、相手の反応を見るとこれがまたとても興味深い。
例えば、これは自分には理解できないなあ…という感情的反応や屈折した論理的思考が含まれている場合があったりするのです。
もちろん限られたコメントの中での話ですので現実との誤差はあると思いますが、でも、こういう人が犯罪とか起こしてしまうのかなあ…と思った時には「ネット上とはいえ、あまりかかわらない方がいいな。」なんて思ったこともありました。
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あと、ブログが炎上してしまった人とかの心理が知りたくて、少しキツイことを言うキャラを演じてみたこともありました。
例えばブログやツイッターが炎上したためアカウントを削除する人っていますよね?
1度2度炎上しただけでそこまでダメージを受けるものかと、とても興味を持ったのです。
そこで、巷のニュースの記事なんかに便乗してキツイ記事を書くことで周りの反応を見ることにしましたが、かなり論理的にまじめな口調できっついコメントを書くときは、周りの反応も鈍く、同調の記事が多いことに気がつきました。
(炎上させるのも難しい!?)
逆に、感情的にあまり論理的でない記事には、反応が多く、批判コメントが多くなります。
(とはいえ、非常識で稚拙な非倫理的な記事を書いたわけではなく表現方法を変えただけです。)
そして、より論理的でなく、より偏見に満ちたことを書いて、ついに炎上に似た状況を作ることができました。
結果はというと・・・、匿名で書いているにもかかわらず、炎上するとけっこうダメージを受けるものですね~。苦笑
例えば、論理的な反論を書いてくる人は流せるのですが、感情的に反論してくる人のコメントを読んでいるとかなり気が滅入るのです。
物理的に直接ダメージを受ける訳でもなく、しかも匿名なので名誉も傷付くわけでもないのに気分的に大きなダメージを受けるのです。
これは新たな発見でした。
ということは、自分のように冷静な実験的利用ではなく、普通にSNSや掲示板を利用している人は、このネット上のバーチャルなダメージによって、かなり大きな心的ダメージを負うことが有り得るということですよね。
炎上してアカウント削除ってのも、過剰な反応ではないよな・・・と、いうことが理解できたのです。
これは、考えさせられますね。
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他にも記事ごとに自分の人格を変えたりして、それによって相手の反応も変わるかどうか等、色々と実験をしてみました。
かなり傍若無人にキツイ事をはっきり書いたり、反対にやさしくふんわりとキツイ事を書いたりで、予想通りの反応が相手から返ってくると、なるほどなと思いつつ、予想に反した内容の場合は、どこで相手の感情を分析し損ねたかを確認して、なんだか国語の勉強みたいになってるわけですが、こんなこと絶対に現実社会では試せないですからね。
こういう経験は、昔なら現実社会でしか学べないものだったのですが、それがネットである程度まで理解できる環境って、すごいです。
現実社会では人間関係における相互理解に長い時間がかかったのが、ネットでは短時間で済んでしまうのです。
インターネットで確実に人と社会の進化・変化は加速されているよなぁーと肌で感じたものです。笑
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ちなみに自分は各種「SNS」のアカウントをたくさん持っていますが、ほとんど仕事用です。
今はプライベートに利用する事はほとんどありません。
なぜなら、相手の記事にコメントしても気の効いたことが書き込めるわけでもないし(笑)、自分の事を書いて、それに誰かからコメントを頂いたところで、やっぱり気の利いた事を返せるわけではないので、結局、記事すら書かない。。。
まあ、そんなこと気にせずに気軽にやれば?と思うかもしれませんが、そういう事を考えてしまうパーソナリティなんですよね。
あはは。。。笑
それにしてもブログは一方通行に発信するだけなのでラクです。